色彩作家・内藤麻美子

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archive - "2013年12月"

寒い日は 家から見える山の頂上にうっすらと雪がつもっています。
 
最近、とても共感できる エッセイを読みました。
輪島で塗師をしている赤木明登さんの「うつくしいもの」という本です。
その一部を紹介してみようと思います。
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「思う力」
海岸に流れ着いた流気や河原の石っころ。
そんなものにどうしても見惚れてしまって、一度手に取ると、離しがたくなる。
僕もこの石っころのように静かで美しいものを作りたいと想う。
だけど悲しいことに、僕のつくりだしたものはどこまでも人工のものでしかない。
流れる雲、葉っぱ、雷、ふりしきる雪、一匹の虫、立ち枯れた木、
砂の一粒から満点の星まで、なぜ自然のすべてはこんなにも美しいのだろう。
そこには命があるから。
命があるということは、バラバラではないということ。
バラバラではないということはすべてが繋がっているということ。
この世で唯一繋がっていないものは、人間がこの百年くらいで作り出したもの。
もう人間は、自然の懐に抱かれては行きて行けないように、
自然にあるものと同じ物を人間が作り出すことはできない。
だが人間に唯一与えられた能力がある。
思う力だ。そして思いは必ず実現する。
私たちは、長い間自然に美しさを感じ、
それを自分が作る物の中に写し取ろうとしてきた。
まだ人間が宇宙や自然としっかりと繋がっていた時代には、
人間が作った道具もちゃんと繋がっていた。
そんな道具は、今でも美しい。
僕はもうバラバラになってしまって宇宙とも自然とも繋がっていないけれども、
まだ何が美しいかぐらいははっきりわかる。
それを思う力もちゃんとある。
僕は今、心から美しいものを作りたいと思う。
人が観ているもの、人が毎日使っている物は、人を幸せにできると信じている。
バラバラになった僕が美しいものと出会い癒されたように。
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この本は、「うつくしいものとは何だろうか」という赤木さんの問いとともに、
14名のクリエイターの暮らしを訪ね、その美学に迫るという内容です。
エッセイを読んで涙がでたのは初めてでした。
人によって美しさの定義は違いますが、
何かを想う心が、美しいと思っている私は、
この文章に感動しました。
自分の内側の炎をなくすことなく、
想いを表わしていこうと思います!
 
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この秋は、ランニングを始めたこともあって、
自分の足で、移動して、景色を観る楽しさが増しました。
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先日、オーダー色彩画の納品をさせていただきました◎
大学の講師をされているSさま。
以前から、個展やイベントに来て下さっていました。
時には、一日に何百人もの学生さんへ向けて、講義があったり、
その他にも、研究、お稽古ごとなど 忙しくされていて、
家でゆっくりと落ち着いた気持ちになれる 絵が欲しい &
実家の近くの海のイメージが観たい とのご注文でした。
壁にかけられた絵(Sさま撮影)
 

落ち着いた静けさ を表わしながらも、
知的でアグレッシブなSさんの心も活性化されるよう、
湧き、流れてゆくイメージを描きました。

角度、光、気持ちによって、見え方が変わります。
ご自身のSNSでもご紹介いただき、
嬉しい文章で表現してもらったので、紹介させていただきます。↓
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我が家に絵がやってきました!
色彩作家の内藤麻美子さんに描いて頂いていたものです。
うちでくつろげるように、海とか植物とか、というイメージのセミオーダーだったの ですが、
とっても素晴らしい絵を描いてくださいました。
時間帯や気分によって、見え方が変わるのも不思議。
美術館じゃなくて家でのんびり絵を眺められるっ て幸せ♪

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気に入っていただけて、良かったです◎
素敵な機会をありがとうございました!
 
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ごぶごぶ、ご無沙汰しております。
色彩作家、内藤麻美子です。
あっという間にもう年末!早いですね、そしてとても寒い、、。
前回のブログで告知いたしました、大阪藝術学舎の色彩講座ですが、
募集定員に達し、現在は申し込みは終了となったそうで、
ありがとうございます!とても嬉しく思っております。
良い講座になるべく、京都造形大学と藝術学舎の方々のご協力を得ながら、
準備を進めています。
制作する中で、毎日 色と触れ合い、色のことを考えていますが、
理論的、学術的な方向からも伝える為に 考えを纏める作業というのは
自分にも、とてもプラスになります。
thankful image
最近のことといえば、
師走のラッキーセブンに誕生日を迎え、また一つ年を重ねることができました。
お祝いの気持ちをくださった皆さま、ありがとうございます。
今年は家族に沢山祝ってもらいました。いつも感謝です。
あまり風邪を引かない体質なのですが、この冬は誕生日ごろから、
風邪を引き、完治しないまま仕事や作業をしていて 随分長引かせてしまいました。
やっと調子が戻ってきて、ブログを書くに至るという感じです。。
いつものぞいてくださっている方、すみません。
本当に健康第一! ランニングも再開したし、
これからは、元気に冬を過ごします。
色彩作家の活動では、
オーダー色彩画、デザイン的仕事、イベントの企画参加、個展準備などをやっております。
追ってブログや、リニューアル後のwebsiteでも徐々に書いてゆきます。
 
作ってみた洋梨のタルト
京都はもう寒い、本当に寒い! 
だからこそ冷たい空気に映える美しい景色があります。
最後は、アトリエから。
先日、ある京都関係の取材を受け、少し早めの小掃除をしました。
ライターさんやと編集の方とあまり関わることがないので 新鮮だったのか、
話を聞くプロフェッショナルの方が持つ エネルギーは、
とても肯定的で、暖かいなと感じました。
今までの自分を振り返るよい機会となりました。
また、講師の仕事をすることなったこと、
新しい人と出会う事が多い日々の中で思うことは、
想いを、自分なりに、伝えよう ということです。
当たり前のことかもしれませんが、
それが自分の思考の整理にも役立つし、明確にできる。
というわけで、ブログの更新も増えるかもしれません◎
クリスマス前に、作業BGMとなるべく映画をツタヤで借りてる私ですが、
来年は、イベントとか参加したいな、、
寒いので体調に気をつけて、よいクリスマス、年末をお過ごしください!
 
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